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力が衰えてきた団塊世代は、ロングアイアンよりショートウッドやユーティリティークラブ(UT)を使うようにしたほうがいい。打ちやすいうえ、ボールも簡単に高く上がりスコアメークの大きな武器になるからです。
 
 
―― (インタビュアー)吉川プロでも3番アイアンはやめて、UTにしているのですね。 
吉川プロ(以下プロ)ボクより体が小さな団塊世代の人は、4番や5番アイアンも抜いていいと思いますよ。
 その代わりに、ショートウッドやUTを入れたほうがずっといい結果が出ます。
 プロ使いこなせているのならいいですよ。でも、飛距離が落ちてきたとか、方向性が悪くなってきた、という現象が出てきたら、即刻ショートウッド、UTに変えたほうがいいでしょうね。
 プロもちろん。とにかくショートウッドだとボールが高く上がるので、飛距離が出てグリーン上でも止まりやすい。ゴルフがずっとラクになります。
 
――  ショートウッドが苦手という人はUTにすればいいと・・・。 プロ昔からフェアウエーウッドが苦手、という人がいますよね。
 そういう人は、アイアン感覚で打てるUTにしたらいいでしょう。
 
――  しかし、ボールはショートウッドのほうが上がりやすいのですよネ。 プロヘッドの質量も大きいですから、非力な人でも高く上がって飛距離が出やすいんです。
 だから本当はショートウッドのほうがお勧めできるのですけどネ。
 
―― 
 じゃあ、ショートウッドの打ち方を教えてください。それでも打てない人は、UTにすればいいのですから。
 
 プロそうですネ。それがいいと思います。
 
―― 
 フェアウエーウッドは「払う(掃く)ように打て」あるいは「上から叩け」と言われていますが、ショートウッドはどう打てばいいですか。 プロボクは「上から叩け派」です。いわゆるアイアン感覚。
 なぜかと言えば、払い打ちしなさいと言うと、すくい打ちになる人が多いからなんです。
 
プロショートウッドはロフトが大きく、ヘッドが勝手にボールを上げてくれますよネ。
 なのに、ショートウッドを持つと、ボールを上げないといけないと思い、体で上げにかかる人が多いのです。だからボクは、アマチュアの人には「上から叩け」と教えます。
 
――  なるほど。上から叩けばすくい打ちにはならないですね。 
プロはい。上からボールを叩いてターフを取っていく感覚がいいんです。
 ちょっと打ってみますから(とショット)
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