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ごるスタ 桝井映里のゴルフコラム
毎週土曜日更新

第34回 40週年を迎えた日本女子プロゴルフ協会

2007.2.17


ハレルヤー、花は散っても ハレルーヤ風のせいじゃない
ハレルヤー、沈む夕日は ハレルーヤ止められない・・・


懐かしい歌、黛ジュンの恋のハレルヤである。
都内ホテルの大宴会場、パーティーのオープニングはこの曲で始まった。


(社)日本女子プロゴルフ協会40周年記念パーティーがこの2月9日に行われた。
オープニングに何故この曲が? はすぐにぴんと来た。40年前のヒット曲である。
当時の曲が次々に流れる。学生時代、よく耳にした曲ばかりで懐かしかった。
日本女子プロゴルフ協会は1967年、41名でスタートした。翌年の68年に行われた試合は、日本女子プロゴルフ選手権と日本女子オープンの2試合だけで、賞金総額は2試合で95万円だった。(当時ニッサン・ブルーバードが64万円、大利根CCの会員権相場は100万円)

中央・樋口久子(現会長)、左隣・二瓶綾子(前理事長)、右隣・森前首相

現在会員数は799名、試合数も36試合(ランキング対象)で未公認試合を含めれば50試合にはなる。賞金総額も28億円にのぼる。
振り返れば協会発足から10年後の77年、樋口久子が全米女子プロゴルフ選手権で優勝、一般紙の一面に取り上げられる快挙だった。
87年には岡本綾子が全米女子プロゴルフツアーで賞金女王に輝き世界のアヤコと賞賛された。樋口は2003年、岡本は2005年に世界ゴルフ殿堂入りしている。

1977年 全米女子プロゴルフ選手権で優勝の樋口久子 *1)

2003年 樋口久子の殿堂入り記念ピンバッジ

10年の節目節目で着実に成果を見せてきた女子プロゴルフはその後、男性顔負けのパワーの福嶋晃子や、6年連続賞金女王の安定した不動裕理を生み出し、宮里藍、横峰さくらなどの若手選手の出現につないでいる。
スター選手の誕生は協会が直接育てている訳ではないが、協会の存在と活動が若手を刺激し選手が成長する場を作ってきたことは確かだ。

2試合から始まった女子プロゴルフがここまで成長してこられたのは、育てて下さった周りの応援、支援(スポンサー)があったからこそで本当に有難い。またその応援、支援に応えるスターの存在無くしてもできなかったことだ。
周りの方々への感謝と共にスターへの努力を積んだ選手達に、私は女子プロゴルフ協会の一会員として心より敬意を表し感謝の気持ちでいっぱいだ。

パーティーで「地上の星」を熱唱する安谷屋美花(98年 LPGA入り)

パーティー終了後、昨年の賞金女王の大山志保と一緒に

*1)掲載写真「日本女子プロゴルフ協会20年の歩み」より
   
 

次回更新予定:2007年2月24日

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